製品情報[特徴]
1981年〜納入実績業界No.1 安定した連続運転で信頼を得ています
弊社は昭和56年に木質ペレット焚全自動温水ボイラREシリーズを開発して以来、多くの運転経験にもとづき改良を重ねてまいりました。
高耐久性・高安全性・安定性が認められ、全国の温泉施設、福祉施設、プール、学校、保育園、ホテルなどで採用されています。
1.貯蔵・搬送・自動化が容易
木質ペレット燃料は固形燃料のため、ハンドリングが容易で貯蔵運搬が簡便にできます。
ペレット燃料は、バルク車(燃料運搬専用車)又はクレーン車(ユニック車)によってタンク容量10〜13m3程度(5t〜7t)のタンクへ供給されます。タンク・バーナ間の搬送方法は、バネコンまたはスクリューが用いられバーナホッパーに内蔵されたレベラーによって自動制御されます。消費量の少ない場合には、バーナホッパーへ直接投入する方法もあります。
弊社木質ペレットボイラは、ペレット燃料に即した独自のシンプル構造で故障の少ない長寿命のボイラとして皆様のご信頼をいただいております。
2.油を一切使用しない全自動運転
点火はロストル中央部に残っている種火でおこないます。種火の維持時間は燃料およびボイラ室の環境によって異なります。種火維持機能により、一定時間毎にペレットを少量燃焼させることで、種火は長期間維持できます。ボイラサーモ、外部入力信号等の点火指令が入ると燃料及び空気が送られこの種火によって確実に点火し、数分後には、正常な燃焼状態となります。
また消火指令によって、燃料と空気が止められ、数分後のロストル上には炎は全くみえません。この繰返しによりボイラは自動運転されるため、人手はいりません。点火装置を用いず、種火による自動運転を行うシンプル設計により、煩わしいトラブル等は少なく、安全に自動運転を行うことが出来ます。
※「自動燃焼サイクル」は制御盤のタッチパネルでおこないます。
3.高いボイラ効率
固形燃料焚ボイラのボイラ効率は油焚ボイラより一段低いという常識をくつがえし、REシリーズは油焚きと同等以上の高い効率(85%※1)を安定して発揮します。その理由は3つあります。
- 1.低い排ガス温度
- ペレットボイラの燃焼ガス側は、アルカリ性のため低温腐食※2の心配がなく排ガス温度を低く押えることができます。
- 2.低空気比※3(低空気過剰率)燃焼が可能
- このバーナはペレット燃料を、低空気比で燃焼することができます。そのため燃焼温度を上昇させ、排ガス損失を最小にすることができます。
- 3.伝熱面積が多い
- 油焚ボイラと比較にならないほど多い伝熱面積を有効に配置してあります。
- ※1使用する燃料により異なります。
- ※2硫黄が燃焼し亜硫酸ガスとなり、大気に放出されるが一部はボイラ低温部の水分と化合し希硫酸となりボイラを腐食させる現象をいう。油焚ボイラは排ガス温度を一定以下に下げることはできない。
- ※3燃焼の基本は少ない空気量で煙を出さず完全燃焼することである。
4.排ガスがクリーン
ばいじん濃度、硫黄酸化物排出量、窒素酸化物濃度も規制値以下ですので特別な公害防止装置は必要ありません。
5.メッキ処理によりさらに高耐久・長寿命
缶体は溶融アルミニウムメッキ処理を施してあります。
溶融アルミニウムメッキ処理は耐食性、耐熱性にたいへん優れており、ボイラーの他にも熱交換器や焼却炉、煙突など苛酷な環境に使用されている施工方法です。
6.灰の有効利用
油バーナ等の点火装置を一切使用しないため、燃焼灰に油分が混じることが無く燃焼灰(アルカリ性)は肥料として農地に還元することもできます。
7.高い安全性
固形燃料のため、流動拡散による漏えい、爆発などの危険は全くありません。
ボイラには次のように各種の安全装置が組込れています。
- モーター過負荷
- 空焚き防止
- 逆火防止
- 感震器
- 沸騰防止(ボイラサーモ)
- 三相電源喪失警報
- 未着火検知
オプションで警報をボイラ室から離れた事務所や携帯端末等に送信することも可能です。
「非常消火装置」もございます。震災などの非常時において安全に消化いたします。
8.メンテナンスが容易
シンプル設計によりメンテナンスが容易です。また缶体は溶融アルミニウムメッキ処理を施してあるので、日常の水の管理は必要ありません。